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【要約&書評】GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代(アダム・グラント)

わからない人

GIVE&TAKEってどういう内容なの?

こんなお悩みを解決します。

本記事を読んでわかること
  • GIVE&TAKEの概要
  • ギバー・テイカー・マッチャーの特徴
  • 2種類のギバーの違い
  • 成功するギバーになるためのおすすめアクションプラン

成功する人の共通点は何だと思いますか?

本書によると、やる気・能力・チャンスに加えて、人とどのようにギブ&テイクするかだとしています。
僕達が働く社会は人々が密接に結びついているので、人間関係と個人の評判が重要になっているんですね。

本書はこのようなビジネスでの成功法則だけではなく、人間の本性に迫る興味深い本になっています。
今回はそんな『GIVE&TAKE』の内容をわかりやすくまとめたので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

『GIVE&TAKE』の概要

本書の具体的な内容に入る前に、ざっくりどんな本かを知った方がわかりやすいと思うので、まずは本書の結論と著者の紹介だけさせていただきます。

本書の結論

まずは前提条件。
他者への振る舞い方によって、この世界の人間は3種類に分けられます。

世の中の人間は3種類に分けられる
  • ギバー…常に受け取るより多くを与える
  • テイカー…常に与えるより多くを受け取る
  • マッチャー…両者の中間でバランスを取る

本書の結論は最も成功するのはギバーだが、最も成功から遠いのもギバーであるということです。

この結論だけ聞くと、次のような疑問が出てくるかと思います。

鋭い人

成功するのもしないのもギバーって矛盾していない?

わからない人

よく成功者は周りにギブすることで成功するっていうけど違うの?

このような疑問に対し、アダム・グラント先生は以下のように答えています。

  • ギバーには2種類ある
  • 自分の利益を見失っていないギバーは成功する
  • 自己犠牲に徹してしまうギバーは搾取される

つまり双方の利益を尊重し、win-winを目指すことができるギバーは成功するということです。
何となく本書の全体像を把握していただいたところで、次章で詳しく解説していきます。

著者の紹介

本書の著者であるアダム・グラント先生は以下のような人です。

  • 1981年生まれの組織心理学者
  • ペンシルバニア大学ウォートン校教授
  • 学校史上最年少(35歳)で終身教授に就任
  • Google・IBM・ゴールドマンサックス等の企業での講演活動の実績

このような実績のある方が書いている本だと、信憑性の面でもぐっと上がりますね。

要約①ギバー・テイカー・マッチャーの特徴

あなたはどれに当てはまりそうですか?
ちなみに各タイプの割合は、ギバーが20%、テイカーが25%、マッチャーが55%です。

どのタイプとして振る舞うかは自分の役割や相手との関係によって変わるので、厳密な線引きはありません。
例えば、「仕事では他者を蹴落として搾取するようなテイカーだが、家族や恋人に対しては仏のようなギバーになる」といった具合です。

各タイプの特徴をもう少し詳しく説明するので、自分や周りの人がどのタイプに当てはまるか考えながら読み進めてみてください。

コダハチ

僕はギバー志望のマッチャーです…

ギバーの特徴

冒頭で述べた「win-winを目指すギバー」にも「搾取されるギバー」にも当てはまる特徴は以下です。

  • 受け取る以上に多くを与えようとする
  • 助けた人のうち何人が自分にお返しをしてくれるかを考えない
  • 自分の時間、知識やスキル、有益な人脈を惜しみなく提供する

これだけ読むと、まるでギバーがマザーテレサやガンジーのような偉大な人物に感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
ただ他人の利益のために行動することを心がけ、助けている人でも十分にギバーであると本書では語られています。

テイカーの特徴

ギバーとは正反対の性質を持つテイカーは以下のような特徴を持っています。

  • 相手の必要性よりも自分の利益を優先して多くを受け取ろうとする
  • いつも自分の評価ばかり気にしている
  • 自分より地位の高い人に気に入られようとし、地位の低い人には高圧的な態度を取る
  • 自分の利益にならない人を雑に扱う

そんな自分勝手なテイカーも、時にはギブをすることもあります。
例えば相手の有利になるように協力しても、得られる利益が損失を上回ると判断した時です。

このようにテイクするための戦略的なギブをするのもテイカーの特徴の一つです。

マッチャーの特徴

特定の個人ごとに、以下のような行動を使い分けている人がマッチャーに当てはまります。

  • 過去にしてもらった量を考え、同じくらいお返しする
  • 近い将来助けてもらう予定なので、親切に振る舞う
  • 普段から助けてもらってばかりで、頼ることを諦める

マッチャーはギブ&テイクの原則の信者だと考えるとわかりやすいかもしれません。
そのためギバーに対しては常にお返しをするタイミングをうかがっているし、自分の正義に反するテイカーには厳しい態度を取ります。

これが与えてばかりで損をしてしまいそうなギバーが成功する理由です。
ギバーは最大勢力であるマッチャーから信頼を得ることで成功を掴んでいます。
反対にテイカーは短期的に成功できても、長期的にはマッチャーに足を引っ張られて成功することができません。

要約②win-winを目指すギバーは搾取されるギバーと何が違うのか?

冒頭でギバーには2種類いて、win-winを目指すギバーと搾取されるギバーがいることを述べました。

ではこの2者の違いは何でしょうか?

それはwin-winを目指すギバーは自分の利益を見失っていないのに対し、搾取されるギバーは自己犠牲に徹してしまうことです。
つまりここで強調したいのは、ギバーだからといって無条件に与え続ける人ではないということです。

この章ではwin-winを目指すギバーの特徴を3つに分けて詳しく解説していきますね。

テイカーを見極めて上手く付き合うことができる

ある研究によると、ギバーは他者のことをよく考えている分、直感的に相手の真意を見極め、どのタイプなのか正確に判断しやすい傾向にあります。
この情報をもとにwin-winを目指すギバーはテイカーを見極めて、マッチャーとして振る舞います。

つまりwin-winを目指すギバーは自分の利益も気にかけ、テイカーには見返りを求めることで自己防衛をしているんです。

これができない搾取されるギバーはテイカーからの依頼を断れず与え続けることで、骨の髄まで絞られてしまいます。

コダハチ

「いい人症候群」に要注意!

全体の利益が大きくなるように行動する

搾取されるギバーは相手の利益になるように自己犠牲し続けることにより、自身の生産性が落ちます。
結果として個人としてもチームとしても成果を出せず、最も成功から遠い存在になってしまうんです。

一方win-winを目指すギバーは自分の身の回りのメンバーの利益を考え、チーム全体の利益が大きくなるように行動します。

あるコロンビア大学の研究では、交渉で一番強いのは人の視点でものを見ることのできる人だとしています。

例えば、win-winを目指すギバーは理不尽な要求をされた際に、まずチームメンバーに必要以上に負担をかけないかを考えて断ることができる。
その上で交渉相手の利益にも高い関心を示し、相手と自分の双方が特をするチャンスを探す。

その結果、価値を総取りしようとするテイカーや自己犠牲のギバーが見落としがちなwin-winの解決策を見つけることができるというわけです。

このようにチーム全体の利益が大きくなると、自分自身の利益の取り分も十分に残ります。
そればかりでなくチームメンバーから感謝され、信頼を掴むことで成功に近づいていくんですね。

アドバイスを求めることができる

win-winを目指すギバーは全体の利益を大きくする手段として、他者にアドバイスを求めることができます。

鋭い人

アドバイスを求めるのなら誰にでもできるのでは?

と思うかもしれませんが、実はいつでもアドバイスを求めることができるのは成功するタイプのギバーだけです。

他のタイプはというと、

  • テイカーは自分の優位が危うくなるのを恐れ、
  • マッチャーは頼ることに申し訳なさを感じ、
  • 自己犠牲のギバーは助ける側の役割に徹する

ため、いつでもアドバイスを求めることができません。

また、ギバーがアドバイスを求めると多くの人は喜んで協力してくれます。

なぜなら人間はアドバイスを求められるのが大好きだから。

多くのマッチャーはギバーに恩返しをしたいと考えていますし、テイカーは自分が偉くなったような気になる。
そしてギバーは人の役に立てたような気になります。

このようにwin-winを目指すギバーは自分の知力だけに頼らず、多くの人々のスキルを活かすことができるので、大きな利益を生み出すことができます。

おすすめのアクションプラン~win-winを目指すギバーになる方法~

わからない人

win-winを目指すギバーになった方がいいのはわかったけど、どうやったらなれるの?

この章ではこんな疑問にお答えします。

ビジネス書は読むことによって知識は増えますが、行動に移さないと意味がないと言われています。

でも僕自身もそうですが、なかなか日常生活に落とし込むのは難しいですよね。

そこで今回は僕自身が実践しているおすすめのアクションプランを1つだけ提示します。
今日からできる簡単なものになっているので、ぜひ実践してみてください。

何でもない日にプレゼントをする

プレゼントをすることはwin-winを目指すギバーになるための一歩目として、最も実行に移しやすい方法だと思っています。
普通にプレゼントをするだけでも良いんですが、その中でもおすすめしたいのが、何でもない日にプレゼントをすること

誕生日や記念日にプレゼントをすることも素晴らしいことだと思います。
ただ義務感が生まれやすくて本当の意味でのギブにはなりづらいです。
何よりすぐに行動できるとは限らないですよね。

例えば以下のような自分が良いなと思った出来事を探してプレゼントをしてみてはいかがでしょうか?

周りの人にプレゼント上げる出来事の例
  • ダイエットに成功した
  • 彼女ができた
  • プレゼンが上手くいった
  • 面倒な幹事を引き受けてくれた
  • なくしていた大事なものが見つかった

本当に何でも大丈夫です。
渡すときは照れくさいかもしれませんが、意外な日であればあるほど、驚きながらも喜んでくれるはずです。

 

僕もそうだったのですが、その喜んでくれる姿を見て自分自身も幸せな気持ちになります。
この成功体験が自然とまたプレゼントしたいと思う原動力になり、ギバーに近づく良いサイクルが生まれると僕は思っています。

そしてプレゼントをあげるためには「何か良い出来事はなかったか」「どうしたらこの人は喜ぶのか」など、他者のことをよく観察する必要がありますよね。

本書でも「他人の人生にちょっとのいいことを起こすことに、注意とエネルギーを集中してみる」ことが成功への近道であると書かれています。
この日頃から他者に目を向ける姿勢こそが、あなたをwin-winを目指すギバーに近づける第一歩になるでしょう。

GIVE&TAKEの要約まとめ

長くなってしまったので、本記事の内容をまとめます。

本記事のまとめ
  • 世の中には3種類の人間がいる
  • 成功する順番は、ギバー>マッチャー>テイカー>ギバーの順
  • 自己犠牲に徹するギバーは搾取されて成功できない
  • 成功するギバーはテイカーを見極め、周りに助けを求めながら全体の利益を追求する
  • 最初の一歩として何でもない日にプレゼントをしよう

 

最後に個人的な感想ですが、本書を読んでいると昔から聞いていた以下のような言葉を思い出しました。

  • 情けは人のためならず
  • 因果応報
  • 欲しいものがあれば、まず与えなさい

いずれも与える人が得をするという意味の言葉ですね。

本書を読むまでの僕は、これらの言葉が教育上言われている方便に聞こえて、あまり腑に落ちていませんでした。

しかし異国の地で科学的に証明された事実であることを知ってからは、プレゼントをしたりブログを始めたりと、win-winを目指すギバーに近づけるように一つずつ行動している最中です。

コダハチ

大人になってからわかる、日本古来からの言葉の偉大さ。

 

今回の記事内ではご紹介しきれませんでしたが、本書では定量的なデータ分析にもとづいた発見事実だけではなく、ビジネスの現場の事例が豊富に出てきます。

  • データ分析からわかるテイカーの見分け方
  • win-winを目指すギバーがどのように成功したか
  • 搾取し続けたテイカーの末路

とても読みやすい本だったので、興味のある方はぜひ買って読んでみてください。

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この記事を書いた人

いつも一生懸命な23歳。
お金と時間のムダをなくし、ゆとりある人生を目指しています。
生活満足度にこだわりつつも、サイドFIREに向けて節約・投資を実践中。
ガジェット・筋トレ・サウナ好き。

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